セラピーのよくある質問10選

セラピーを受けたいと思っていても、何をするのか、何を期待すれば良いのかわからないという方は多いと思います。

そこで今回は、よくある質問をQ&A方式で10個ご紹介いたします。

相談者A
相談者A

Q1:セラピーでは、セラピストから何かアドバイスをもらえるの?

セラピスト
セラピスト

A1:

セラピストがアドバイスをくれると思っている方が多いと思われますが、実際のセラピーはそれではうまくいきません。

長い目で見ると、具体的なアドバイスはあまり助けにならないからです。

なぜなら、セラピーに来る前に様々なアドバイスや助言をもらってきたと思われます。

もしその助言が役に立っていたら、セラピーに来る必要性もなかったでしょう。

セラピーでは、アドバイスや助言を与える代わりに、セラピストはあなたが自分の力で良い選択肢ができるような手助けをします。

相談者B
相談者B

Q2:セラピーでは具体的に何をすればいいの?

セラピスト
セラピスト

A2:

頭に思い浮かんだことについてなるべくフィルターをかけずに自由に話すことです。

簡単に聞こえるかもしれないですが、やってみると案外難しいです。

ある考えは「どうでもよいこと」のように感じられますし、ある考えは自分を不快な気持ちにさせ、恥ずかしく感じられたりします。

またある考えは相手に失礼だったり、言わない方がよいと感じられます。
どちらにせよ、まずは思い浮かんだことを自由に話す練習をしてもらいます。

自由に話せていないことに気づいたなら、何がそうさせているのかについて一緒に考えてみましょう

相談者C
相談者C

Q3:セラピーで自由に話すことが、なぜ大切なの

セラピスト
セラピスト

A3:

ただ話すだけで何が治療的かと思われるかもしれませんが、話すことはあなたにできる一番大事なことです。

話すことで、自分をよりよく知ること、新しい選択肢や可能性が生まれてきます

深刻な問題を抱えている人にとっても治療的だということを裏付ける研究もたくさん発表されています。

もちろん、効果はすぐに表れるわけではありません。

最初は、話すことと自分の問題が改善されることの関係性があまり感じられないかもしれません。

セラピーは、木を植えて育てることと似ています

リンゴの木を植えることと、リンゴの実を食べることには、見かけ上は関係がないように思えます。

しかし、リンゴの種を植えて、丁寧に育てていくと、結局リンゴの実を食べることができます。

もし、セラピーを1-2回試してみてどうなるかを見てみようという考えで受けるのであれば、少しがっかりするかもしれません。

なぜなら、リンゴの種を植えて次の日にリンゴの実が育たなければ、種を植えることが無意味に感じると思うからです。

そのくらい、セラピーの効果が表れるまでには時間が必要になります。

相談者D
相談者D

Q4:セラピーと友人への相談は何が違うの?

セラピスト
セラピスト

A4:

両者にはもちろん違いがあります。

友人への相談は、自分で何について話すか決めていきます。

セラピーでは、自分の考えが結果的にどこに導いていくのかわからないまま、頭に浮かんだす
べてのことを自由に話していきます

もう一つの違いは、友人への相談は、友人も順番に自分の話をして、お互い情報共有をしていきます。

セラピーでは、あなた自身が主に話すことになります。

セラピストがあなたについて多くのことを知ることになりますが、あなたはセラピストについてほとんど何も知ることはありません。

そして、もう一つの違いは、セラピストはあなたとセラピー以外の関係性を持つことはありません。

一緒にご飯を食べたり、イベントに参加したりといった社会的な場面で一緒になることもありません。

これは、あなたとセラピー以外での関係性を持つことで、有効的なセラピーを提供することは不可能になるからです。

相談者E
相談者E

Q5:もしセラピストのことが嫌になったらどうすれば良いの?

セラピスト
セラピスト

A5:

セラピーを始めるとき、セラピストに自由に話ができそうかどうか、セラピストが自分に関心を持っているかどうか、自分のことを理解できそうかどうかを見極める必要があります。

最初からつながりを感じないのであれば、別のセラピストを選ぶ必要があるかもしれません

ただ、セラピーが継続するとともに、セラピストのことが嫌になるときが出てきます。

これは正常なことであり、このことを念頭に置いておくことは役に立ちます。

セラピストのことで不快な気持ちになったり、気になるところがあればそれについて話し合う必要があります

これは、面接をキャンセルしたり、セラピーを中断する理由にはなりません。

難しいことではありますが、これは、自分の気持ちや体験をセラピストと話し合うチャンスです。

もし、それまでに特に不快な気持ちにならずセラピーが進んできて、ある時、セラピストに対して腹が立ったり、イライラしていることに気づいたり、セラピーをやめたくなっている気持ちに気づいたら、セラピストがあなたにとって何か大切なこと、あまり触れてほしくなかったことに触れたからなのかもしれません

つまり、これはセラピーの中でもっとも重要な作業と言えます

相談者F
相談者F

Q6:セラピストに対して時々腹が立つことがあるが、それでもセラピーは続けるべきなの?

セラピスト
セラピスト

A6:

そもそもセラピーは、時にあなたを様々な不快な気持ちや複雑な気持ちにさせます

特にセラピストに対して、過去の重要な他者に対して抱いていた感情と似たような気持ちになることがあります。

例えば、がっかりの気持ちだったり、傷つきの気持ちや怒りの気持ちもそうですね。

これらの気持ちについて話し合うことはとても重要です。

セラピストに対する気持ちについて語り合うことで、自分のことをより理解し、自分の他者との関係性についても理解できます

つまり、これによって、問題となっているパターンや行動様式に気づき、それについて考えることが可能になります

そして、考えられることで、それをまた繰り返さずに済むことも可能になります

日常生活での関係性において、ただ行動化されて終わっているのとは違い、セラピーでは、自分の気持ちについて考え、それを言葉にすることができます。

例えば、他者に対して怒りを感じているならば、その他者を避けたり、自分の気持ちを無視したりするでしょう。

セラピーでは、その気持ちについて話すことができます。

これによって自分の気持ちを自覚することができます。

どんな気持ちでも大丈夫です。それについて語ることが大切です。

相談者G
相談者G

Q7:私が意識できていない、無意識って何

セラピスト
セラピスト

A7:

無意識と聞くと難しいことが想像されがちですが、簡単にいうと、私たちはなぜこのような気持ちになり、なぜこのような行動をとっているか気づいていない、自覚していない場合が多いということです。

セラピストの仕事は、気づいていない部分を一緒に理解していくことになります

例えば、冷静に振り返ると不思議なくらい、大げさに他者に対して怒りを感じることがあったとしましょう。

これは、もしかしたらその他者が、他の誰かとの類似性を想起させたからかもしれません。

そしてそのことに、あなた自身は気づいていない可能性が高いのです。
このような状況に気づき、それを理解することがとても重要です

なぜなら、放っておくと、その重要な他者との関係性を失くしてしまう危険性があるからです。

相談者H
相談者H

Q8:周囲の人が私にセラピーをやめるよう言ってくるのですが、どうすれば良いの?

セラピスト
セラピスト

A8:

セラピーが継続するとともに周りの人にやめるように言われることがあるかもしれません。

これは、あなたが変わっていることを意味することが多いです。

あなたを知っている周りの人にとってこの変化は受け入れがたく、難しいことになる場合があり
ます

時には、本当は、よくなっていくにも関わらず周囲の人があなたがセラピーによって悪くなっていると思うこともあります。

相談者I
相談者I

Q9:面接に毎回来ることが難しくなったり、行きたくないと思うことも出てくるの

セラピスト
セラピスト

A9:

情緒的に複雑で不快な話題だったり、触れるのが苦しい話題を話し合った時に、そういった可能性が高くなります。

仕事が忙しいからとか、家族のことがあるからとか様々な関係のないと思われる理由で面接を休んだり、休みたくなることも出てきます。

実は、これはあなたにとってもっとも重要なワーク、時期を経験している証拠です。

事前に面接がどのように進むのかを予想したりせずに、毎回同じ気持ちで臨むとよいでしょう。

相談者J
相談者J

Q10:セラピーの時に、こちらが質問をしても良いの

セラピスト
セラピスト

A10:

わからないことについてはどんなことでも良いので、セラピストに確認してください。

場合によっては、セラピストが答える前にその質問の背景にある考えや気持ちを知りたくなることがあります。

それでも、質問は自由にして良いのです。

セラピーは、医療処置のようなものではありません。

セラピーは、共同作業であり、パートナーシップでもあります

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