対人関係とセラピー
私たちは、日々様々な他者とかかわっています。
この他者との関係性は、主に3種類に分けることができると言われています。
- ヒエラルキー的関係:一方は支配的、もう一方は従順的な関係性のこと。二人の間に何かが生み出されるということは無く、どちらかが得をすると、もう片方が損をするという関係性。親子関係や上司と部下の関係がこれにあてはまる。
- 取引的関係:お互いがお互いから、何かを得るために何かを与える関係性のこと。交換的なやり取りが行われる。具体的なものを求めあう恋愛関係などがこれにあてはまる。
- 相互的関係:対等な関係性。一人の人間がもう一人の人間を本当に理解するためにかかわること。親密な関係。
ヒエラルキー的関係と取引的関係では、対等な相互性が欠けていると言えます。
意味のあるセラピーでは、これまでに他者とヒエラルキー的関係や、取引的な関係しか築けなかった人が、相互的関係を築く能力を育てることを助けます。
人によっては、人生初めての偽りのない関わりと親密性が可能となります。
このような情緒的に成熟した関係性を求める人は、意味のあるセラピーとそうでないものの区別が自ずと体験されると思います。
つまり、言葉にできなくても、セラピストと自分の関係性において何かが欠如していることにきっと気づくはずです。
皆様の日頃の対人関係はどのような特徴を持っていますか?
一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

